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裏切った婚約者の叔父と、間違って結婚しました

Ch. 884 - 高橋彩花、ショーで大暴れ(続き)

Chapter 884

高橋彩花、ショーで大暴れ(続き)

「何があったんだ?」と責任者が駆け寄る。モデルたちがここに集まっているのを見て、怒りで今にも爆発しそうだった。

その時、九条悠真も到着し、高橋美咲の姿を見つけて、驚きの表情を浮かべた。

「美咲、どうしてここに?」

高橋美咲は九条悠真を見ても、特に感情を表に出さず、淡々と「私がここにいてはいけない理由でも?」と返した。

高橋彩花は責任者が来たのを見て、味方を得たとばかりに得意げな顔をした。

彼女は高橋美咲に勝ち誇った視線を送り、「ふん、高橋美咲、もう終わりよ。この方がショーの責任者。自分のジュエリーをこっそり出そうなんて、バレないとでも思った?笑わせないで!」

高橋美咲は皮肉げに唇を歪めた。

さっき高橋彩花が狂ったようにモデルたちを塞いでいた時は、何に怒っているのか分からなかったが、今ようやく事情が見えてきた。

結局、誰が本当の笑い者になるかは、まだ分からない。

高橋彩花は責任者の前に出て、高橋美咲を指差し、「高橋美咲がこっそり入り込んで、モデルたちに自分のジュエリーを着けさせて出そうとしたんです。今すぐ追い出してください!」と訴えた。

そう言い終えると、高橋彩花はまた高橋美咲を見て、彼女が恥をかくのを待ち構えていた。

高橋美咲が暴かれたら、きっと動揺して不安になると思っていたが、意外にも彼女は落ち着き払っていて、全く動じる様子がなかった。

責任者が何の反応も示さないのを見て、高橋彩花は少し不満そうだった。

さっきまであんなに自分や九条悠真に媚びていたのに、今はどういうこと?

高橋美咲は冷たい目で高橋彩花を見つめ、皮肉な笑みを浮かべた。「高橋彩花さん、もし頭の調子が悪いなら、いい病院を紹介しましょうか。家で大人しく療養して、高橋花さんにしっかり看病してもらって。目立ちたいだけなら、外に出てきても恥をかくだけですよ。」

どういう意味?高橋美咲は自分のことを頭がおかしいと言っているのか?

その時、責任者は九条悠真に向き直り、「九条さん、何かあれば全て責任を取るとおっしゃいましたよね?うちのショーは厳密な進行で、分単位で管理されています!」

「今、高橋彩花様のせいでショーが妨害され、後の作業にも大きな支障が出ています。責任は取っていただけるんですか?」

九条悠真は本来、ここで何かきっかけを掴もうと思っていたが、高橋彩花を連れてきたことで、こんな大騒動になるとは思っていなかった。

彼は苛立たしげに眉をひそめ、高橋彩花を見る目にも嫌悪の色が浮かんでいた。

高橋彩花は責任者の言葉を聞いて、やや不満げに言った。「私は、トラブルを起こそうとした人を追い出そうと手伝っただけなのに。感謝されるどころか、責任を取れって言うの?」

ショーの責任者がついに我慢できなくなった。

彼は九条悠真への遠慮を捨て、冷たく言い放った。「今すぐ警備員を呼んで、高橋彩花さんをお連れしなさい。」

高橋彩花はその言葉を聞いて、顔に動揺が浮かんだ。

「ちょっと、間違ってない?本当に私を追い出すつもり?私は九条悠真の女よ!」

高橋彩花が大騒ぎする様子を見て、九条悠真の表情はさらに険しくなった。

少し前までは高橋彩花もそれなりに魅力的だと思っていたし、九条家の娘なら釣り合いも悪くないと考えていた。だが今日の高橋彩花は、彼に恥をかかせるだけだった。まるで口うるさい女のように騒ぎ立て、完全に彼の面目を潰したのだ。

その時、高橋美咲が高橋彩花を見て言った。「高橋彩花、今日のショーは私が主催者と契約して、メゾン・ヴェルヌのジュエリーをモデルが披露することになってるの。騒ぎたいなら、ここは間違いよ。」