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裏切った婚約者の叔父と、間違って結婚しました

Ch. 879 - 高橋彩花と九条悠真がくっつく(続き)

Chapter 879

高橋彩花と九条悠真がくっつく(続き)

「あんたの娘はバカなの?それとも九条悠真がバカだと思ってるの?私がちょっと言葉をかけただけで、二人とも私の思い通りに操れるとでも?」

「もしそんな力があるなら、まず最初にあんたをどうにかして、うちの母さんの仇を取ってるわ!」

高橋美咲に元妻の話を持ち出され、高橋正人の顔に一瞬だけ動揺が走った。

「もういいだろ。こんなに人が見てるんだ、余計なこと言うな。」

彼は高橋花を強引に引き戻した。

九条蓮が冷たく言い放つ。

「見つからないなら警察に行けばいいだろ。監視カメラでも確認すれば?これ以上こっちに絡むなら、こっちが警察呼ぶぞ。」

警察沙汰になれば見苦しい。カクテルパーティーの客もまだ全員帰ったわけではなかった。

高橋正人は高橋花を力強く引っ張り、「行くぞ。監視カメラを確認しよう。彩花がどこに行ったか映ってるかもしれない」と言った。

車に乗り込んでも、高橋美咲の怒りは収まらなかった。

高橋彩花がいなくなったことが、どうして自分に関係あるの?見つからないからって、こっちに八つ当たりしてくるなんて。頭おかしい。

「真壁直人に頼んで九条悠真の秘書に連絡させた。ホテルの1112号室にいるって。」

「それ、本人たちに伝えるの?」

高橋美咲は固まった。「本当に九条悠真とくっついたの?」

九条悠真が最低な男だってことは分かっていたけど、まさかここまでとは思わなかった。女が寄ってきたら誰でも受け入れるってこと?

彼女が怒り心頭なのを見て、九条蓮は片手で顎をつまみ、危うい目つきで顔を近づけた。

「怒ってるのか?」

「九条悠真のことで?」

高橋美咲はその嫉妬の匂いを感じ取り、苛立たしげに彼の手を払いのけた。

「目の前にあんたがいるのに、まだ九条悠真なんかに目移りするほどバカじゃないわよ。」

「私に自信がなくても、その顔と体には少しは自信持ってよね?」

カクテルパーティーで、あの色気に狂った女たちは九条蓮を見て、今にも目玉を服の中に突っ込みそうだったのに、彼女は何も言わなかった。あちこちで女を引き寄せてるくせに。

九条蓮はそんなことは気にも留めず、彼女に覆いかぶさるようにキスをした。

「そんなに俺を持ち上げてくれるなら、今夜はお互い仕事禁止ってことで、どう?」

彼は高橋美咲の髪を指に絡め、誘惑するような目で見つめた。

高橋美咲は呆れ顔だったが、結局その誘惑に負けてしまう。高橋彩花だの九条悠真だの、どうでもいい。

二人がくっついたって?高橋彩花が本当に九条家の若奥様になったって?どっちにしろ、もう自分たちには関係ない。

「ん、九条蓮、このバカ!」

「首噛むなって、噛むな!」

「帰ったときに九条のお祖父様たちに見られたらどうすんのよ。あんたは平気でも、私は恥ずかしいんだから!」

ホテルでは、九条悠真が終わってシャワーを浴び、服を着て出てきた。まるで今すぐ出ていくつもりの様子だった。

彼が帰ろうとするのを見て、高橋彩花は毛布にくるまったまま身を起こした。

「悠真、もう帰っちゃうの?」

「もう少し一緒にいてくれない?」

九条悠真は口元に笑みを浮かべたが、その目には一切の感情がなかった。

面倒くさそうに「いい子にしてろ。会社でまだやることが山積みなんだ。ゆっくり休んで、落ち着いたら帰れ」とあしらった。

高橋彩花は、寝た後でこんなに素っ気なくされて少し不満だったが、彼の立場を思えば、二人はやっと付き合い始めたばかりで、まだ安定していない。今ここで駄々をこねたら、せっかく手に入れた関係も壊れてしまうかもしれない。

今後、高橋美咲の前で見せびらかすためにも、彼女は不満をぐっと飲み込んで素直にうなずいた。

「うん、じゃあ私はいい子にしてるから、お仕事頑張ってね。」